Unityでゲームを作り終えたあと、多くの方が次の疑問を抱えます。
「完成したけど、どうやって売ればいいの?」「Steamに出すには何が必要?」
こうした声は、個人開発者の間でもとてもよく聞かれます。
Steamは世界最大級のPCゲーム販売プラットフォームですが、登録から公開までの流れが分かりにくく、途中で止まってしまう方も少なくありません。
この記事では、Unityで作ったゲームをSteamで販売するまでの流れを、実務の順番に沿って整理します。
完成品が前提ですが、初めての方でも迷わないよう、つまずきやすいポイントも先回りして説明します。
- ゲームはできたが、Steamへの登録手順が分からず止まっている…
- Steamworksの画面が英語中心で、何をすればいいか把握できない。
- ストアページや価格設定をどう作ればいいか分からない。
✨ この記事でわかること
- Steamでゲームを売るための全体の流れ
- Steamworks登録とアプリ作成の手順
- ストアページに必要な素材と書き方
- Unityからビルドして提出する流れ
- itch.ioで練習公開するメリット
- 価格設定の考え方とよくある失敗
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Steamでゲームを売る前に確認すること
Steamで販売するには、プレイできる完成品があることが前提です。
プロトタイプやデモだけでは、ストア審査に進めません。
また、Steamworksへの登録にはSteam Direct登録料(100米ドル/1タイトル)がかかります。
返金は売上が一定額に達したときに行われますが、最初に費用が発生する点は覚えておいてください。
| 準備物 | 内容 |
|---|---|
| 完成したゲーム | 起動からクリア(または十分なプレイ時間)まで遊べる状態 |
| Windows/Macビルド | Steamで配信するOS向けの実行ファイル |
| ストア用素材 | カプセル画像、スクリーンショット、説明文、トレーラー(推奨) |
| Steamアカウント | 支払い方法が登録された個人または法人アカウント |
Steamworks登録からアプリ作成まで
まずはSteamworksパートナーサイトにアクセスし、Steam Directの登録を行います。
税務情報や銀行口座の登録も必要になるため、公開の1〜2週間前には済ませておくと安心です。
- STEP1Steamworksに登録する
パートナーサイトでアカウントを作成し、Steam Directの登録料を支払います。
- STEP2新しいアプリを作成する
ダッシュボードからApp IDを取得し、ゲームタイトルを登録します。
- STEP3ストアページを整える
カプセル画像・説明文・スクリーンショットをアップロードします。
- STEP4ビルドをアップロードする
Steamworks SDKまたはUnityのSteam向け設定でビルドを提出します。
- STEP5審査・公開日を設定する
「Coming Soon」から本番公開へ切り替え、リリース日を決めます。
App IDを取得したら、Unity側でもSteamworksの設定が必要になる場合があります。
プラグインやSDKの導入は、プロジェクトの規模に応じて選びましょう。

Steamworksの画面は最初は戸惑いますが、やることは「登録→ページ作成→ビルド提出」の3つに集約されます。
1つずつ進めれば大丈夫ですよ。
ストアページに必要な素材と書き方
ストアページは、ゲームの顔です。
購入者はプレイ前にここで第一印象を受けるため、素材の質が売上に直結します。
必須・推奨の素材
- カプセル画像:ストア一覧に表示されるメイン画像(規定サイズあり)
- スクリーンショット:最低5枚程度、実際のゲーム画面を使う
- 短い説明文:何ができるゲームか、30秒で伝わる文章
- 詳細説明:操作・ジャンル・プレイ時間・対応OSなど
- トレーラー動画:なくても公開は可能だが、あると購入率が上がりやすい
説明文は、開発者の思いよりプレイヤーが得られる体験を先に書くと伝わりやすくなります。
「面白いゲームです」だけでは不十分です。
「〇分で遊べる〇〇アクション」など、具体的に書きましょう。
UnityからビルドしてSteamに提出する
Unityでビルドする際は、ターゲットプラットフォームをPC(Windows/Mac/Linux)に設定します。
Steamで配信するOSだけビルドすれば十分な場合が多いです。
ビルド後は、Steamworksの「SteamPipe」経由でアップロードします。
初回は設定ファイル(depot設定など)の作成が必要で、ここでつまずく方が多いです。
公式ドキュメントの手順に沿って、テスト用のビルドを先に上げて動作確認するのがおすすめです。
- 開発ビルドではなく、リリース用ビルドで最終確認する
- セーブデータや実績(Achievement)の動作をテストする
- 解像度やフルスクリーン切り替えなど、起動オプションを確認する
itch.ioで練習公開するメリット
いきなりSteamに出すのが不安な場合は、itch.ioで先に公開する方法があります。
手続きが簡単で、無料または任意の価格設定ができるため、初めての販売体験に向いています。
| 比較項目 | itch.io | Steam |
|---|---|---|
| 登録料 | 無料(売上に応じた手数料のみ) | 100米ドル/タイトル(条件付き返金あり) |
| 手続きの簡単さ | ファイルをアップロードするだけで公開可能 | Steamworks設定・審査が必要 |
| 集客 | 自分でSNS等から誘導しやすい | プラットフォーム内の露出が期待できる |
itch.ioでフィードバックを集め、バグを直してからSteamに出す流れは、個人開発者に多い選択肢です。
Steamのストアページを「Coming Soon」にしておき、itch.ioで先行販売する方法もあります。

最初の1本は、itch.ioで「売る経験」を積むのも良い戦略です。
Steamは2本目以降の方が手順がスムーズになりますよ。
価格設定の考え方とよくある失敗
価格は、ジャンル・プレイ時間・完成度・競合タイトルを参考に決めます。
インディーゲームでは、短時間で遊べる作品が500〜1500円程度に収まることが多いです。
よくある失敗は次の3つです。
- 高すぎる設定:実績のない初作品を3000円以上にすると購入されにくい
- 安すぎる設定:無料同然だと「品質が低いのでは」と思われることもある
- セールを考慮しない:Steamは定期的にセールがあるため、通常価格とセール価格のバランスを考える
迷ったら、似たジャンル・プレイ時間のゲームの価格帯をストアで調べ、そこから微調整するのが現実的です。
リリース後に値下げやバンドル販売で調整することも可能です。

価格は最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
プレイヤーの反応を見ながら、セールやアップデートで調整していきましょう。
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まとめ
Unityで作ったゲームをSteamで売るには、Steamworks登録 → ストアページ作成 → ビルド提出 → 審査・公開、という流れを順番に進めます。
完成品とストア用素材を揃えたうえで、Steam Directの登録料を支払い、App IDを取得してから作業を始めましょう。
初めての販売が不安な場合は、itch.ioで練習公開してからSteamに進む方法も有効です。
価格は競合とプレイ時間を参考に決め、リリース後も調整できると考えてください。
ゲーム制作の基礎から完成まで学びたい方は、Unity入門の森の講座で、作品づくりの流れを体系的に追うこともできます。
まずは1本、遊べる形まで仕上げることが、販売への第一歩です。



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