せっかく作業していたのに、Unityが突然消える。
保存していない変更が飛んでしまった——そんな経験は精神的にきついですよね。
クラッシュには、メモリ不足、GPUドライバ、破損したプロジェクト、特定操作の再現バグなど、いくつかの典型パターンがあります。
闇雲に再インストールする前に、「いつ・何をしたら落ちるか」をメモしながら切り分けると、復旧の近道になります。
この記事では、起動できない問題(Hubやスプラッシュで止まる)とは別に、エディタ使用中やPlay中に落ちるケースを中心に説明します。
エディタが重いだけの場合は、軽量化設定の記事を先に試すのも有効です。
- Playを押した瞬間やシーン保存時に毎回落ちて、作業が進まない
- エラーメッセージが出ずに消えるため、原因が全く分からない
- 特定のプロジェクトだけ落ちて、他は大丈夫そうで切り分けができない
✨ この記事でわかること
- クラッシュ時にまず記録すべき再現手順
- ログファイルの場所と確認のしかた
- メモリ不足・GPUドライバの対処
- 破損プロジェクトかエディタ全体かの見分け方
- 再インストール前に試すチェックリスト
- 初心者でも理解できる解説
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クラッシュの種類を切り分ける
症状によって、疑う場所が変わります。
| タイミング | 疑う原因 |
|---|---|
| 特定操作の直後(インポート、ビルド、シェーダー編集) | 該当アセットやPackageの不具合、再現バグ |
| Play中にランダムで落ちる | メモリ不足、無限ループ、ネイティブプラグインのクラッシュ |
| どのプロジェクトでも落ちる | エディタ本体、GPUドライバ、OS環境の問題 |
| 1つのプロジェクトだけ落ちる | プロジェクト破損、Libraryキャッシュ、特定シーンのデータ |
まず空の新規プロジェクトを作り、同じ操作で落ちるか試してください。
空で安定するなら、元プロジェクト側のデータを疑います。
空でも落ちるなら、PC環境やエディタ版を優先して確認します。
再現手順をメモする
クラッシュ対処で最も効くのは、再現情報の記録です。
次の項目をメモ帳に残しましょう。
- Unityのバージョン(例:2022.3 LTS)
- OSとGPU型番
- 落ちる直前に行った操作(例:大きなFBXをインポートした)
- Play中か、エディタ編集中か
- 毎回落ちるか、たまに落ちるか
「たまに落ちる」場合でも、直前の操作に共通点がないか振り返ると手がかりになります。
公式フォーラムやIssue検索では、この情報が解決の鍵になることが多いです。

落ちた直後はイライラしますが、操作メモだけは残してください。
あとから見返すと、原因が1つに絞れることがよくあります。
ログファイルを確認する
Unityはクラッシュ時にログを残します。
場所はOSごとに異なります。
- Windows:
%LOCALAPPDATA%\Unity\Editor\Editor.log - Mac:
~/Library/Logs/Unity/Editor.log
テキストエディタで開き、末尾付近を読みます。
Exception、Assertion failed、Out of memoryなどのキーワードを探してください。
完全に読めなくても、「どの処理の直後か」が分かれば十分な手がかりになります。
Hub側のログも、起動段階の問題では役立ちます。
Windowsは %LOCALAPPDATA%\UnityHub\logs 付近を確認してください。
ログを公式サポートやフォーラムに貼るときは、個人情報やプロジェクト名が含まれていないか確認しましょう。
メモリとGPUドライバの対処
ハードウェア・ドライバ起因のクラッシュは、設定変更で改善することがあります。
- メモリ不足:他アプリを閉じる。
大きなテクスチャを圧縮する。
32bitビルドターゲットを避ける - GPUドライバ更新:NVIDIA / AMD / Intel公式から最新版を入れる
- グラフィックスAPIの切り替え:Edit → Project Settings → Player → Other SettingsでAuto Graphics APIの順序を変更
- ハードウェアアクセラレーション:一部環境ではオフにすると安定する報告もある
ノートPCでは、省電力GPUと高性能GPUの切り替え設定も確認してください。
Unityを高性能側に固定すると、Play中のクラッシュが減る例があります。
破損プロジェクトの切り分けと復旧
特定プロジェクトだけ落ちるときは、次の手順を試します。
- STEP1Libraryフォルダを削除
Unityを終了し、プロジェクト内のLibraryを削除して再インポートします。
- STEP2別シーンだけ開く
問題のシーン以外を開き、特定シーンに原因があるか確認します。
- STEP3最近追加したアセットを外す
直前に入れたPackageや大きなモデルを一時的にプロジェクト外へ移します。
- STEP4別LTSバージョンで開く
Hubから別のLTSエディタで同じプロジェクトを開き、バージョン起因か試します。
それでも開けない場合は、Assetsフォルダだけ新規プロジェクトへコピーし、少しずつ戻す段階的復旧を検討します。
バージョン管理(Git)を使っていれば、落ちる直前のコミットへ戻すのも有効です。
再インストール前のチェックリスト
再インストールは最終手段に近いです。
その前に次を確認してください。
- Hubとエディタを最新のパッチ版に更新したか
- セキュリティソフトがUnityフォルダをブロックしていないか
- プロジェクトパスに日本語や特殊文字が含まれていないか
- ディスク空き容量が十分あるか(数十GB以上が安心)
- 管理者権限や会社PCの制限で書き込みが拒否されていないか

Auto Saveを有効にしておくと、クラッシュ後の取り戻しが楽になります。
Edit → Preferences → Asset Pipeline で間隔を確認しておきましょう。
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まとめ
Unityがクラッシュするときは、再現手順をメモ → ログを確認 → 空プロジェクトで切り分け → Library再生成とドライバ更新の順で進めるのが効率的です。
起動不能とは原因が異なるため、症状に合った記事もあわせて参照してください。
安定した環境が整えば、学習のペースも戻りやすくなります。
頻繁に落ちる状態が続くときは、作業内容のバックアップとバージョン管理を意識しておくと安心です。
トラブルを減らしながら制作を進めたい方は、Unity入門の森の講座で手順を追う方法もあります。
まずEditor.logの末尾を開き、直前のエラーメッセージを確認してみましょう。



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